多くの外国人に労働力となってもらった先に…

日本人は残酷なのか?

ヤフーニュースで興味深いニュース記事の表題がありました。

「日本人はいつから残酷になったのか?」外国人技能実習制度、見直しも「遅すぎる!」

日本人は、技能実習制度を定め、十分な検証時間がありその問題が様々見えてきたが、見て見ぬふりをして、制度を継続してきたということが、非常に問題であると論じられています。

確かにそのとおりだともいえると思います。

しかし、第一次産業で働いている外国人、コンビニで働く外国人に対しての、日本人の眼差しが冷たいという趣旨のことも触れられたようですが、それはどうなのかなとも感じます。

例えば、コンビニで働いている外国人は、非常に優秀で、日本語能力に長け、日本の文化や習慣を積極的に取り入れようとしている留学生が多いかと思いますが、特に日本人が冷たく接しているようなことはないような気がしますが。

外国人との共生社会とは何を指すのか?どこを目指すのか?

技能実習制度自体は、廃止されることがほぼ間違いないので、この制度を、人権問題・給料不払いなどの理由で、常に批判してきた人達の声は小さくなることは間違いありません。

しかし、問題の本質は、外国人の方に労働力を補ってもらうのはいいとして、その後の日本がどのような未来を描くのか、ということだと思います。

日本では、未だに「移民」の議論ですら、まともに進んでいません。移民という言葉の定義すらないのです。

そんな中、急場しのぎのように見える政策(技能実習、特定技能)で、外国人をどんどん受け入れたはいいが、その外国人とどのように共生するかというテーマはおきざりに感じます。

例えば、30年後…。どんな日本になっているか、ある意味非常に楽しみです。

春野行政書士事務所

タイトルとURLをコピーしました