先日、次のようなオンライン記事がありました。
｢日本人パートの1.5倍は働いてくれる｣外国人労働者に手取り24万円を支払う淡路島の農業法人の言い分
技能実習制度は、国内の人材不足を補うためにできたものではありません。
むしろ、日本の技術や技能を、技能実習生たちの本国の発展に役立ててもらう制度です。
残念ながら、日本人の多くは「人材不足」のために外国人たちの力を借りているのだろうと思っていることでしょう。
人材不足の補充という観点しかないと、給料不払い問題や人権侵害問題などが派生的に生じえます。
その中で、この記事です。
ここで、報道されている農業法人さんは、技能実習生の真面目な働きっぷりに舌を巻くだけでなく、淡路島のネギの栽培に３年従事した技能実習生たちが、本国でネギを栽培できるように今後支援をされる、ということです。
これこそまさに、技能実習制度の本来の役割です。
この農業法人さんのように、技能実習制度の本来の役割を実現する企業さんがどんどん増えていってもらいたいものです。
在留資格手続き 春野行政書士事務所
